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甲州弁のブログ
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わたしはどうも、子供の頃から感情の浮き沈みが激しいようで

自分の好きな事や楽しんでいることになると俄然元気になる。
いわゆる躁状態ね。

中学校の頃には、学校が楽しいし好きな男の子ができたこともあってクラスでも目立つほど騒ぎまくっていた。
(普通なら女の子らしくなるのだと思うが…。わたしって変・・・・。)

で、いつも冷静沈着な仲の良い友だちが一言。
「○○山、なにょうーきよってるで〜?ほんねんひとりできよっちょし」
こう言われるんである。

ある時には、自習時間に“きよい”過ぎて、次の授業の始業ベルを給食時間のベルと間違えて
特別教室から自分たちの教室へ一人だけで駆け出しそうになったこともある。

やっぱり言われた。
「ちょっと○○山〜、きよってなんで席ぃつけし〜!まだ給食なんかできちゃぁいんらに」

はい、その通り。
もしかして、他のサイトでは見つからないってことは
わたしのためにだけあった言葉かも。(それこそ、「きよっちょし」である)


さて,こちらはきよい過ぎて喉が潰れて声が出なくなってしまった修学旅行


左から2番目で立っているのが1組のきよい女 右端が3組のきよい女
↑”清い”ではありません。ちなみにこの二人、親友同士。(@◇@;)


きよる、きおう、どちらが正しい表記なのか分からないし、いろいろな甲州弁サイトを見てもこの言葉はない。
これを使うのは東山梨近辺だけだったのだろうか。

で、翻訳です。
「○○山、何をふざけてるの?そんなに一人で調子に乗らないでね。」
「○○山、ふざけてないで席に着きなさいよ。まだ給食なんてできていないでしょ」

あ〜、ふざけるって意味ともまたちょっと違うかな〜。
調子に乗るって方がぴったりしているかもしれない。




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そ、そんな〜。父親が娘に?

いや、誤解なさらないでください。
うちの父はそりゃーもう娘を目一杯愛してくれた人でした。

でも、仕事となったら父も娘もありません。
親方と「おやてっと」(雇い人という意味らしい)
上下関係はしっかりしています。

母が死んでからというもの、わたしは父の屋根屋の仕事にかり出されることがよくありました。
学校を卒業してからはもう、しょっちゅう。
結構ハードな仕事でしたが、それはそれでわたしは楽しんでおりました。

ある日、父から言いつけられた仕事は広い道路に留めた2トン車から軽トラで現場まで瓦を運ぶ事。
瓦4枚一括り、それを両肩で担ぎ、車の荷台に積みます。

かなり重いものをを上げ下ろしするので午後4時くらいになると、もう腰が立たない!
で、腰をたたきながら積み込んでいると父が、

「おい、ほのくれーにしとけ。へぇ、しんでもいいわ」
と一言。
で、わたしは「あほう。ふんじゃー…」

おー!なんちゅー会話!
ちょっと娘が腰をトントンしたくらいで「死んでもいい」なんて!
娘も娘で、父親の事を「阿呆、踏むぞ」とは!

なんてね。
実は、甲州弁では「しんでもいい」「しんでいい」はいたわりの言葉。
父の言葉を翻訳すると「おい、もうそのくらいにしておけ。もう、しなくてもいいぞ」
わたしは「あ、そう?それじゃーね」。
というごく普通の親子の会話なんです。

これ、県外の人が聞いたらぶったまげるかもしれませんね。
親が子に対して「死んでもいい」なんて。

ちなみに、甲州弁で「死ぬ」は「死ぐ」
「ほんな、ぼこを残して死げんさよー」(そんな、子供を残して死ねないでしょう)
「うんだー、死がんど」(おれは死なないぞ)
となります。

あら、縁起でもないお話を・・・・・。わりーじゃんねー!

↓こちらのサイト様の「失敗談&変な話」にも「死んでいい」についての面白い話があります。
☆うっち〜の甲州弁講座☆



意識して使っているせいか、最近、甲州弁がすごく気になる。

書きたいことがあまりにも多いので、新カテゴリにしました。
まずは日記の3月18日の「こてぇっきり」が入ってます。

失敗や日常気づいたことを含めながら続々ご紹介しますので、お楽しみに。


発足準備委員会会長あいさつ(笑)

往々にして、関東圏の住人たちは、自分たちが使っている言葉に訛はないと思っているようだ。
ま、山梨はその地域から少し外れるとは思うが…。
訛に関する限り、捉え方は同じである。

いわゆる甲州弁というのは最近TVドラマ などで扱われているので
だんだん一般にも知られつつあるようだ。
が、しかし!

単語としての甲州弁を他都道府県の人が使っても、
生粋の甲州人が聴くと
「使用法に誤りがあります」とか「語調を確認してください」という警告を出したくなる。

へえ、めっちゃくちゃじゃん!
だいたいにおいて、なんにでも“ずら”を付ければ甲州弁になると思っちゃいんけ?
ほんなこんだから、うんざーんとうが聞くとおかしく聞こえるだよ!

あ、ついつい甲州弁になっちまったじゃんけ。

さて、山梨の皆さん。
甲州弁には東北弁や関西弁にも負けないほどの強い訛があることを自覚しましょう。
これを認識できないと、他県の人に甲州弁を教えるのは無理です。

例えば「ぶどう」。
わたしたちがいつも使っているのは「低・高・低」のイントネーションですが
標準語では「低・高・高」です。
「清美」「弘美」なども「低・中・高」が一般的ですが「高・中・低」で発音してませんか?

TVの街頭インタビューなどで甲州人が答えていると、2〜3語ほどですぐにわかるほど訛は強烈。
この歴然とした事実をもっと認識しましょう!

わたしたちは、どれほど東京の近くに住んでいても
元来、正真正銘の貧しい「田舎もん」なんです。
田舎もんは田舎もんらしく、胸を張って訛どっろどろの甲州弁 をおおいに使うじゃんけ。
だは。

あら、そう言えばこの方 も…。
今年は夏野菜が豊作のようだ。
いんげん、おかひじき、なす・・・などなど、友人たちをがさまざまな家庭菜園の味を分けてくれる。
ありがたいことです。
そこで今夜のメニューは、
茄子とスパムの炒め物、いんげんのバター炒め、菜っぱ(名前知りません)のおひたしetc.


いんげんはこんなに大きく育っていて→ さやもずい分硬そうなのでじっくり茹でた。
が!

まず口にした妹が一言。「こりゃぁ、こわいわ!」

いや、妹はいんげん嫌いじゃありませんよ。むしろ「バター炒めにして」と言ったのは彼女の方。
では何故彼女はいんげんを「こわい」と言ったか?
ま、ま、まさか、いんげんに襲われたんじゃあるまいし・・・・・・。

「こわい」
山梨では食べ物が「固い」ことをこう言います。
本当に「恐い」とか「怖い」は「おっかない」

だから、甲州人と食事をしていて、「このめしゃ〜えらいコワイだなぁ〜」①だの、「なんちゅーコワイおめんるいだか!」②なんて言ってても、みんな決して臆病でも恐がりでもないんですよ。

①「このご飯はずいぶん固いんだな」
②「なんて固い麺なのか!」
プロフィール
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Lihua
性別:
非公開
旧・甲州弁はおもしろい
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こちらも、ぜひご訪問くださいませ。
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