甲州弁のブログ
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否定されてんのか肯定されてんのか、ちっとも理解できないと言われるのがこの接尾語。
そうでしょう、そうでしょう。
他県の方には到底理解できない奥深い甲州弁の世界。
昨日も、静岡出身と長野出身の友人と話したら
「みちょし、やっちょし、くっちょし」とか言われてもちっとも分からないそうだ。
隣県ですぞ、境を接する。
それなのに理解できない言葉が多いそうだ。
その中でも、この「〜しちょ」「〜しちょし」は否定か肯定か分からないので
嫁いで来たときに困ったという。
それに、とても強い言葉に聞こえるので、恐ささえ感じるそうだ。
そうか〜!
わたしたちは何も考えないで使ってるけど、
他県から来た嫁さんたちは苦労したんだなー。
「〜やっちょば」は「やらないほうがいいんじゃない?」
「しちょし」というのは「しないでね」(〜しが付くと女性言葉になります)
あ、それから「ちょびちょび」も何のことか分からないそうで。
「ちょびちょびしてるヤツ」のことを「ちょび」とも言いますがね。
これは、「ふざけてる」とか「いい気になってる」「出しゃばる」みたいな意味があります。
ということで、ある日のお茶の時間に桃畑での会話
近所の農家の主婦その一「やーじゃんねー、あのえの嫁さんは〜。あんねんちょびちょびしちょばいいじゃんね」。
近所の農家の主婦その二「でっ!あんたもほんなこと言っちょし。あの嫁はち〜っとちょびでもずくはあるっちゅこんだよ。せんころ、区長んとこのおかっさんがのほう褒めてただよ」
翻訳はこちら
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