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甲州弁のブログ
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浜っ子なっちゃん、ファミレスで困惑。

今はもう素敵な奥様になっているなっちゃん。
山梨に来てすぐに、とある有名ファミレスでアルバイトを始めたのです。
彼女自身はきっと、
「山梨と神奈川は隣の県だし、甲州弁は“ずら”と“じゃん”くらいをマスターしておけばOK」
くらいに思っていたんでしょうね。

ところが!
ある日、先輩のおばちゃんホール係に、
「ほれ、へぇ〜ヨタいから、ぶちゃ〜あって」
と言われて一瞬「????」
「なにょーしてるで〜?ほのソース、ヨタだからぶちゃ〜ってって言ってるじゃん!」
「ヨ、ヨタヨタ? 塀? ブ、ブ、ブッチャーって?」
なっちゃん、甲州弁が全く通じず、おどおどするばかり…。

このおばちゃんは、自分が甲州弁使ってるなんてぜ〜んぜん認識してません。
なっちゃんも、甲州弁がこんなにわけわかんないとは思ってもみませんでした。
県外の皆さん、おばちゃんが言ったこの言葉の意味、分かります?

ということで翻訳です。

「それ、もう傷んでいるから捨てて」
「何してるの?そのソース、傷んでいるから捨ててって言ってるじゃないの!」

ほれ→それ へぇ〜→もう ヨタい→傷んでいる、悪い ぶちゃあ〜って→捨てて
でした。
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意識して使っているせいか、最近、甲州弁がすごく気になる。

書きたいことがあまりにも多いので、新カテゴリにしました。
まずは日記の3月18日の「こてぇっきり」が入ってます。

失敗や日常気づいたことを含めながら続々ご紹介しますので、お楽しみに。


発足準備委員会会長あいさつ(笑)

往々にして、関東圏の住人たちは、自分たちが使っている言葉に訛はないと思っているようだ。
ま、山梨はその地域から少し外れるとは思うが…。
訛に関する限り、捉え方は同じである。

いわゆる甲州弁というのは最近TVドラマ などで扱われているので
だんだん一般にも知られつつあるようだ。
が、しかし!

単語としての甲州弁を他都道府県の人が使っても、
生粋の甲州人が聴くと
「使用法に誤りがあります」とか「語調を確認してください」という警告を出したくなる。

へえ、めっちゃくちゃじゃん!
だいたいにおいて、なんにでも“ずら”を付ければ甲州弁になると思っちゃいんけ?
ほんなこんだから、うんざーんとうが聞くとおかしく聞こえるだよ!

あ、ついつい甲州弁になっちまったじゃんけ。

さて、山梨の皆さん。
甲州弁には東北弁や関西弁にも負けないほどの強い訛があることを自覚しましょう。
これを認識できないと、他県の人に甲州弁を教えるのは無理です。

例えば「ぶどう」。
わたしたちがいつも使っているのは「低・高・低」のイントネーションですが
標準語では「低・高・高」です。
「清美」「弘美」なども「低・中・高」が一般的ですが「高・中・低」で発音してませんか?

TVの街頭インタビューなどで甲州人が答えていると、2〜3語ほどですぐにわかるほど訛は強烈。
この歴然とした事実をもっと認識しましょう!

わたしたちは、どれほど東京の近くに住んでいても
元来、正真正銘の貧しい「田舎もん」なんです。
田舎もんは田舎もんらしく、胸を張って訛どっろどろの甲州弁 をおおいに使うじゃんけ。
だは。

あら、そう言えばこの方 も…。
今年は夏野菜が豊作のようだ。
いんげん、おかひじき、なす・・・などなど、友人たちをがさまざまな家庭菜園の味を分けてくれる。
ありがたいことです。
そこで今夜のメニューは、
茄子とスパムの炒め物、いんげんのバター炒め、菜っぱ(名前知りません)のおひたしetc.


いんげんはこんなに大きく育っていて→ さやもずい分硬そうなのでじっくり茹でた。
が!

まず口にした妹が一言。「こりゃぁ、こわいわ!」

いや、妹はいんげん嫌いじゃありませんよ。むしろ「バター炒めにして」と言ったのは彼女の方。
では何故彼女はいんげんを「こわい」と言ったか?
ま、ま、まさか、いんげんに襲われたんじゃあるまいし・・・・・・。

「こわい」
山梨では食べ物が「固い」ことをこう言います。
本当に「恐い」とか「怖い」は「おっかない」

だから、甲州人と食事をしていて、「このめしゃ〜えらいコワイだなぁ〜」①だの、「なんちゅーコワイおめんるいだか!」②なんて言ってても、みんな決して臆病でも恐がりでもないんですよ。

①「このご飯はずいぶん固いんだな」
②「なんて固い麺なのか!」
父の弟、勝沼の叔父は今年71歳。

もうとっくに現役引退してもいい環境なのに、未だに屋根に上っている。
稼業は瓦屋根工事業。非常に重労働である。

長男もしっかり技術を身につけて立派に跡を継いでいるのだが、
ここのところとても仕事が忙しいらしく、叔父も現場に出ざるを得ない。

それで、うちに寄った時に出る言葉が
「おい、○子、おらあ、へえ、けったりくてけったりくて、しかたんねぇ〜わ」

(えっ?蹴ってませんて。変換すると蹴ったりぃ〜になりますけどね。)


けったりぃ〜。
「疲れている」という意味の形容詞。
(あ、標準語で「かったるい」っていうのありますね。
でも、ちょっとニュアンス違うかな〜?)
確かに[疲れている様子]を表してはいるが、標準語で単に「疲れた」とか「だるい」などとは微妙に違うような気がする。
あと、「疲れた」の直訳としては「くたびれた」も使うが、どうなのだろうか。
わたし自身が使うとしたら、「ひどく疲れてだるい」という時に出る言葉が「けったりぃ〜」かもしれない。

同じような意味を表す言葉でも、甲州弁も含めて方言には、標準語では言い表せない微妙な意味や段階の違いがある気もするのだが・・・・。

う〜ん、いかがでしょうか、皆さま。

翻訳
「おい○子、俺はもう、疲れて疲れて仕方がないんだ」
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性別:
非公開
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